「0点勝負」をするべきでした。[守り勝つ野球]

2021.6.11(金)

オリックス 4-0 広島 京セラD

山本由伸は7回終わって完全試合。本人は「3回くらいから意識した」とのこと。奇遇だね。私も3回表の小園の三振で「こりゃあどえらい記録を打ち立てられそうだ」と感じました。

槇原寛己に完全試合を喰らった時は江藤と前田がいませんでした。

あの時、私がヒットを期待したのは御船英之と河田雄祐でした。

緒方孝市にゃ打てないだろうな、と思ってました。


 

相手が日本のエースの場合

1980年代は槇原寛己と何度も名勝負をしてきましたが、1994年のパーフェクトの時は「なんでえ、こんなもんかよ」と思ってました。槇原の出来も大したことなかったし、慣れない福岡ドームでどさくさまぎれにパーフェクト喰らった感じでした。

しかし昨日は正真正銘、本物のエースでした。

3回終わって「こりゃ打てんな。完全試合やられるな」と思いました。槇原の時より遙かに絶望感と圧倒感がありました。

 

私は切り替えました。

今日の試合は・・・

「引き分け狙いだ!」

とね。

 

0点勝負!

究極の守りの野球です。専守防衛、広島野球。

例えるならば江川卓vs広島商業。若い方はこちらへどうそ。達川と佃の話です。

要するに1点も取れない試合をどう戦うか?という話です。昭和にはよくある話でした。

 

3回の時点で私は腹を括りました。

「由伸よ、パーフェクトはさせてやる。しかしこの試合までくれてやるわけにはいかないぜ」

そうです。私のゲームプランは「1対0の勝利」から「0対0の引き分け」に下方修正されたのです。

 

1点勝負ならぬ0点勝負。

先発・大道温貴もノーヒットピッチングでしたが5回降板。

どうした、佐々岡?

俺の考えとピタリ同じやんけ。

そう、その通り。

完封とかノーヒットノーランとかの個人記録はどうでもいい。んなこと考えてると1点取られる。

チーム一丸となって0点勝負。1点でも取られたら即敗戦。

6回コルニエル、7回森浦。今日は同点の9回裏に栗林を出してOK。明日が森下だからです。

 

7回表。3番林が空振り三振。山本由伸あと6人。

よーし、佐々岡。

サード林を三好匠に交代させろ。どんなことがあっても0点勝負だ。

 

ピッチャー中田

佐々岡は林を代えませんでした。

ピッチャー森浦。バッター正尚。

いきなり四球。これはアカンが森浦の気持ちもわかる。

4番T-岡田。シフトを破るライト前。コレは羽月に捕ってほしかった。そのためのセカンド羽月なのに飛び付きもせず無死12塁。勿体ないぜ。

5番は安達了一。100%送りバント。吉田正尚に代走出してくんないかなあ。

 

ここで森浦會澤はストレートを投げます。大正解。サードフォースアウトを狙います。

安達のヘタクソなバントが投前に。2塁走者吉田正尚、3塁はフォースプレー。きわどいタイミングに見えましたが會澤はいち早く大声で

「ファーストぉ!」と怒鳴っていました。

ホンマか、アツ? 俺はサードだったけどな・・・ まあ投げたらオールセーフだったかもしれないな。

とにかく結果は1死23塁。絶体絶命。

 

ここで佐々岡真司が登場。

お前が動くとロクなことがないんだが。笑

代えるなら島内か・・・アイツで大丈夫かな?球はイイけどメンタルが・・・

ウグイス「カープのピッチャー森浦に代わりまして、中田。ピッチャー中田」

私「え?中田って誰だっけ?翔?」

廉でした。驚いた。ホントに好きね中田廉。

 

アツの配球が間違ってる

1死23塁で代打アダム=ジョーンズ。森浦に代えて中田。

ここまではまあ良い。私なら右のジョーンズでも森浦で行きますけどね。

中田は今季最高か人生最高くらいのナイスピッチングでした。アダム=ジョーンズにカウント2-0からフォーク投げたり、3-2からまっすぐでファールを打たせて最後はフォーク。ストライクからボールになる最高のフォーク。しかしジョーンズは振らない。四球。

1死満塁。打者はラオウ杉本。

お前7番かよ・・・めんどくさいなあ。合コンはどうした?

 

0対0。1点勝負。中田とアツは低めに集める。素晴らしい制球。普段なら正解。

しかしこの日は違うんですよ。普段通りじゃダメなのです。試合はまだ7回裏ですが、私の気分は「3回裏からずっと9回裏」なのですよ。1点取られたら即サヨナラ負け。

アツの考えは「低めのゴロでゲッツーを取りたい」

しかしラオウは一軍のレギュラーです。当然「ゲッツーだけはダメ」と考えて低めに目付けをしています。低めはしっかり見極められる可能性が高いのです。アダム=ジョーンズへの低めも完璧でしたが、フルカウントでストライクからボールになるフォークを見逃されたのは偶然じゃないのですよ。近代プロ野球、特にパリーグのチームはあのボールを振らなくなっています。だからカープの投手は球数が多いのです。アツの配球が古いのです。

栗林ならばまっすぐとフォークで振ってもらえますが、ピッチャーは中田廉なのでレギュラークラスから空振りやゲッツーを取るのは難しい。

カープはサードに三好を入れて、ラオウにはイチかバチかど真ん中を思い切り打たせるべきでした。それでホームランなら仕方ない。1死満塁で右の長距離砲が狙っているのは無邪気なホームランではありません。「ゲッツーだけは避けたい」「低めのボール球には手を出さない」です。

結果は低めのボール球をヒットされたわけですが、私の考えは逆です。「ウラをかいて高めのストレート」でした。セオリーの真反対です。

ジョーンズとラオウに粘られて繋がれるのがカープは一番イヤでした。1失点で負けだからです。なら本塁打か三振かのギャンブル勝負に出るべきでした。マジメなアツは全球低めに変化球を投げ続けました。

 

今日から連勝

ラオウはセンター前。その後もダラダラとカープは失点。長い7回裏の攻撃となりました。

おかげで由伸の気が緩み8回表に誠也がヒット。おめでとう。私は嬉しくありませんよ。

試合はぴったり3時間で終了。

金曜ロードショーはグーニーズか。懐かしい。シンディ=ローパーも好きなんですよ。

 

大道温貴はナイスピッチング。私はドラフト直後から先発タイプだと言ってます。

実況の小野塚さんも「大道もなかなかイイですねえ」と上から目線でした。まっすぐは由伸にも負けていませんでした。

しかしカープの先発投手は足りてます。足りてないのが後ろなのですよ。すまんのう温貴。

 

試合前から「大道vs由伸」は9割がたキビシイ試合でした。

しかし大道の好投で引き締まったナイスゲームになりました。オリックス打線も7回までノーヒットノーランでした。

私は究極の守り勝つ野球を楽しめました。

今日のカープは森下暢仁です。完全試合とは言わんがノーヒットノーランくらいはやってもいいでしょう。

ついにカープは借金10。

今日負けたら今シーズンの優勝は消えると思います。

おしまい
 ↓↓↓ ( ※ポチッとワンクリックしていただけると励みになります)
にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ
にほんブログ村

ありがとうございました。

-名勝負列伝, 雑感

© 2021 カープファンの構想と妄想 Powered by AFFINGER5