6ジム=ライトル[広島東洋カープOB]

2019年2月14日

ジム=ライトル
1946年生まれ。外野手。右投げ左打ち。
1977年~1982年までカープに在籍。背番号6
球団史上最高の外国人の一人。3番ライト、ライトル。

もくじ
■史上最高の助っ人
■風貌
■日本シリーズMVP
■鉄砲肩
■打撃


■史上最高の助っ人
ライトルはカープに6年在籍。1977~1982年。
2016年にエルドレッドがカープと2年契約を結んだ時、「在籍7年はライトルを超えカープ史上最長」と話題に。
クリス=ジョンソンも2020年まで契約を延長し、これが在籍6年目に当たる年。
ライトルはカープ在籍6年で通算853安打155本塁打。
年平均すれば142安打、26本塁打。シーズン130試合の時代の数字ですよ。
カープ時代の打率は.288。しかもライトルは試合を休みません。年平均127試合出場。

「カープ史上最高の外国人選手は誰?」
という話題の時に必ず名前が挙がるライトル。
ルイス=ロペス、エルドレッド、クリス=ジョンソンもいますが、2018シーズン終了時点で私の最高の外国人選手はジム=ライトルです。
2019シーズンにジョンソンが活躍すれば逆転するかなあ・・・

■風貌
人気商売のプロ野球選手にとって風貌は非常に大切です。
ライトルはメガネチョビひげ金髪がトレードマーク。人気出て当然。笑
任天堂のマリオブラザーズはライトルをパクったんじゃないか?と思われるほど特徴的でした。
で、ヘルメットをかぶった時にヘルメットの横から金髪があふれてるんですよ。カッコ良かったなあ。笑
ストッキングは膝下まで上げるクラシックスタイル。
当時でも既にクラシックスタイルは長嶋茂雄選手以来なかなか見かけなくなっており、昭和50年代でさえレトロな感じでした。
しかし逆にメジャーリーガー・ライトルには絶妙に似合っていました。カッコ良かった。

打順は3番ライト、ライトル。
小学生には非常に憶えやすかった。
後に南海に5番ライト、ライトが入団したり、ロッテにも7番サード、ショートがいました。
でもやっぱ3番ライト、ライトルが一番です。
実はライトルの来日1年目には1~2番を打ったり、二塁を守ったりしていた。
1番セカンド、ライトル。何すんねん古葉監督。

■日本シリーズMVP
1979年の日本シリーズ。近鉄vs広島。
カープは「江夏の21球」で球団創設30年目で初の日本一に輝く。1979年11月4日(日)16:30
この時ライトを守っていたのがライトル。
場所は実は大阪球場でした。シリーズMVPは高橋慶彦。

1980年の日本シリーズも再び近鉄vs広島。
セリーグを独走したカープがまさかのシリーズ開幕2連敗。しかも広島で。
大阪球場に移動して迎えた第3戦。江夏のリリーフで接戦を制し1勝2敗。
第4戦はライトルが先制2ラン。シリーズ3号ですが3本全部井本から。
なんかライトルは井本にめっぽう強かった。
第5戦は近鉄勝利。鈴木啓示がライトルの打球を体に受けるも意地の完投。カープ2勝3敗。
第6戦は村田辰美から水谷実雄が満塁ホームラン。3勝3敗。
西本監督は第7戦にエース井本とベテラン鈴木を投入し必勝態勢。
しかしまたまたライトルが井本から先制タイムリーを放つ。カープ勝利で2年連続日本一。
シリーズMVPはライトルでした。

■鉄砲肩
1970年代のNPBでは外野からノーバウンドでバックホームできる日本人は山本浩二くらいしかいませんでした。
そこに現れたのが現役メジャーリーガーのライトル。
ライトルの強肩は日本人の度肝を抜きました。
「日本一の鉄砲肩の山本浩二が子供に見えた」と証言する選手もいました。←衣笠
今で言う「バズーカ」とか「キャノン」ですね。
日本人は捕ってから投げるのが早いんです。中日の平野謙、阪急の蓑田浩二。
ライトルは捕ってから大きく振りかぶってバズーカ砲をドカーンとぶっ放すイメージ。
記録を見ると捕殺数が毎年10個前後あります。
警戒されている中でこの数字。
ライトルの肩は当時かなり規格外だったと言えると思います。
ちなみにうろ覚えですが、1970年代のプロ野球には「強肩」という言葉はなかったような気がします。
鉄砲肩と呼ばれることが多かった。1980年代に強肩と言われることが多くなり、私は「狂犬」と野球が何の関係があんねんと思った記憶があります。
外野手が鉄砲肩で、キャッチャーが強肩。
巨人・山倉和博あたりからじゃないかな、強肩という言葉が広がったの。←間違ってたらスミマセン

■打撃
記憶ではライトルは勝負強く、三振が少ないというイメージでした。
今、記録を振り返ってみると意外と四球が少なく、左投手を苦手にしていた痕跡も見受けられます。全然そんなイメージないけどなあ・・・
足も速くはないが鈍足でもありませんでした。
ライトルの流し打ちはあんまり記憶にありません。引っ張ってホームラン、たたきつけて一塁手の頭を越えるライト前ヒットがライトルのイメージです。
全盛期の山本浩二、谷沢健一、若松勉、そして晩年の張本勲らがいた中でセリーグのベストナインに輝くなど、6年間安定した力を発揮しました。
ライトルの在籍した6年間は山本浩二の全盛期ど真ん中でしたが、そんな浩二を押しのけてよく四番も打っていました。ライトル。
ニューヨークヤンキースからドラフト1位指名(全体10位)されたキャリアはダテじゃありませんでしたね。

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おしまい
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