盗塁してよいのは何点差まで? [プロ野球・アンリトゥンルール]

開幕から2試合連続2ケタ得点というのはセリーグ初の快挙らしい。へえ、そうなんだ。

昨日の試合のふり返りは既に昨日済ませていますので、未読の方はこちらへどうぞ。1~2番のチャンスメイクと二遊間の守備について書いてます。

そして今日はいつも通り「ひねくれたテーマ」を取り上げます。

今朝のテーマは「プロ野球不文律」

何点差だったら盗塁していいの?です。昨日の代走野間と一塁倉本の話です。


 

case1「7点リードの9回表」

2022.3.26(土)

DeNA 5-10 広島 横浜

昨日の試合の9回表。

先頭打者は5番の坂倉。センター前ヒットで出塁。無死1塁。

ここで坂倉お役御免。代走に野間峻祥が登場。

得点は10対3。カープ7点リードです。

無死1塁で次打者は會澤翼。アツは送りバントの構えなし。

これもアンリトゥンルール(不文律)で大量リードしているチームは送りバントをやっちゃダメなのです。

もちろん7点リードでは盗塁もダメ。一塁手倉本は一塁ベースに付きませんでした。つまり「牽制球は投げないよ」という意思表示。野間も走りませんでした。

結局アツは引っ張って三ゴロ併殺。この回無得点でした。

 

9回表10対3。

さらに言うと選手たちは「試合の流れ」にも敏感です。

 

[a] 10対0から3点入って10対3

[b] 7対3から3点入って10対3

この2つの試合の流れは微妙に異なります。

[a]よりも[b]のほうが「とどめを刺された感」が強いですね。

 

昨日のカープは[b]でした。7点リード。

ここではさすがの私でも盗塁もバントもできません。遅延行為で非紳士的行為だからです。

 

case2「5点リードの7回裏」

2010.6.4(金)

阪神 6-2 オリックス 甲子園

では次のケースはいかがでしょうか?

7回裏、阪神の攻撃。得点は4対0。阪神4点リードで無死12塁のチャンス。

ここで阪神は8番浅井に代打金本。走者を進める一ゴロ。1死23塁。

続く9番に代打桧山。レフト前タイムリー。5対0。なお1死13塁。

阪神は1塁走者桧山に代走藤川俊介を送りました。

オリックスの守備隊形は前進守備で一塁手も前進。当然1塁走者はノーマーク。

ここでルーキーの藤川俊介は盗塁しました。おそらくベンチのサインだと思われます。真弓監督&木戸ヘッド。

前進守備で1塁にも2塁にもベースカバーがいないため、盗塁は悠々成功。1死23塁。続く1番鳥谷敬がレフトに犠牲フライ。得点は6対0となりました。

 

試合終了後、オリックスの岡田彰布監督が大激怒。

「5点差で走ってもうたな。明日も試合あるのにな。コレはたいへんなことになるよ」ニッカン

岡田監督って案外キレやすい人ですね。笑

2005年の阪神時代も久保田智之に向かって

メチャクチャやったれ!

とブチギレたことがあります。サンスポ

 

2010年の発言はダメ押し点を取られてイライラしてただけでしょう。2005年のは球史に残る名言。

7回裏5点差で「盗塁しちゃイカン」は完全に岡田監督の言いがかり。お前らがバット持たずに打席に立つなら阪神だって盗塁なんかしません。

岡田監督は6点目をやりたくないから1塁ベースを空けてまで前進しました。

そんなもん、当然1塁走者は走りますよ。しかもオリックスはちゃっかり8回表と9回表に1点ずつ反撃しています。あと一人でも走者が出れば阪神は藤川球児を出さないといけないところでした。試合経過詳細

 

case3「10点リードの9回表」

2007.10.6(土)

広島 10-1 横浜 広島

カープ10点リードの9回表2死無走者。ブラウン監督がベンチから出てきて選手交代を告げました。

ウグイス「広島東洋カープ、選手の交代をお知らせします。ピッチャー横山に代わりまして佐々岡。9番ピッチャー佐々岡、背番号18」

この試合は佐々岡の引退試合でした。

そしてご存じの通り、投手の引退試合では相手打者はワザと三振しないといけないし、打者の引退試合では相手投手はど真ん中にぬる~いタマを投げないといけません。

しかし横浜ベイスターズの村田修一はドカンとホームランを打ちました。これはブラウンが悪いです。村田はこの時ホームラン王を争っていました。三振しているヒマなどないのです。

 

結論

まあcase3はギャグで書いたんですが、case1とcase2の線引きがどこなのかってことですよね。

去年カープは9回裏のDeNAに一挙7点を取られて、8点差を1点差まで詰め寄られた事があります。この試合です。12対11でカープが辛勝しましたが、栗林を緊急登板させて栗林にも自責点1が記録されました。この1点がなければ栗林の2021年防御率は「0.86→0.69」になっていたのです。

たいしたことではないし、0.86も超ミラクルな立派すぎる数字です。

ただこの数字は一生残るんですよね。栗林が死んでも残ります。

栗林の孫やひ孫が

孫「へえ、オレのじいちゃんてスゴかったんだね!」

とか言うわけですよ。西暦2100年ごろに。

 

それを不文律だとか言って報復死球とかやってる方が違和感を感じます。

さすがの私も昨日の展開で9回表に送りバントはしませんが、もしも「a.10対0から8回裏に3点取られて10対3」の7点差ならハッキリ言って私は送りバントしますよ。だって勝ちたいし栗林も温存したいからです。

実際DeNAは9回裏に2点取りました。相手が最後まで反撃するからこちらも手を抜けませんってハナシです。「5点リードの7回」なんて論外です。キッパリ

「7点リードの9回」でも展開次第では私はバントをします。

 

一塁手がベースに付かないから盗塁できないも意味不明です。

昨日の野間は[b]の展開だったので走らないでOKですが、ケースによっては走ってよい。岡田彰布のケースは完全にGOです。なめんなよ。

おしまい
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ありがとうございました。

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