プロ野球2軍リーグ拡大構想を解説します

意識高めのプロ野球ファンに耳寄りなニュースが飛び込んできました。

プロ野球の2軍戦限定で参加チームを公募するというニュースです。

今日はそのわかりにくいニュースを解説します。

 

2軍戦の歴史

このニュースはスポーツ紙のみならず一般紙やNHKでも取り上げられました。NHK

いわゆる「エクスパンション」とは違い、あくまで2軍戦を12球団+新参2チームの計14チームで回したいという考え。

その2チームとはプロ球団でなくても可。既存の社会人チームでも参加は可能。

 

この話は今年9月頃からチラチラと話題になっていて、もし実現すればきっと楽しいことになると思っていました。

んで昨日12球団オーナー会議が開かれ、そこでどうやら「ダメ元で一度公募してみるか!」という流れになったようです。

里崎チャンネルは4日前に「13球団目のプロ野球チーム誕生か?」と語りましたが、このニュースはそういう話ではなく、あくまでイースタンリーグに参加するチームを公募するという話に過ぎないのです。

 

2005年シーズンから近鉄バファローズが楽天イーグルスとなり、2軍戦はイースタン7球団、ウエスタン5球団という構造になりました。

イースタン所属で最も西にあるチームは埼玉西武ライオンズ。なら西武がウエスタンに入ればいいじゃんと誰もが一度は感じたと思うんですが、話はそう簡単ではないのです。

2軍戦はチケット料が安く入場者数もそもそも少ない。収益の少ないリーグ戦で日本全国をしょっちゅう移動するわけにはいきません。

 

私は前々から日本ハムがウエスタンリーグに来てくれたらいいのにと思っていました。日本ハムの1軍は札幌ですが2軍は千葉にあるからです。2軍が大阪に来てもそんなに変わらないだろうと。

ただ日本ハムは元々の本拠地が東京ドームだったため、2004年の札幌移転後も従来の2軍施設を継続利用しているのです。イースタンリーグに参加するにも都合が良い。

もし日本ハムが大阪に引っ越すなら、その費用はハムだけでなく12球団で負担すればいいと思ってました。

 

2004年に日本ハムが札幌に移転したその時、実はイースタンもウエスタンも何も変化はありませんでした。ウエスタンの近鉄はまだ健在でしたし、ハムも千葉に残ったからです。

問題は2005年シーズンから始まりました。近鉄が消滅して東北楽天が誕生。

2005年シーズンから現行の東7球団、西5球団という体制になりました。

東6、西6の時代は2軍戦が年100試合くらい開催されていました。ヤクルト球団の公式サイトに過去50年のイースタンリーグの成績が詳しく載っています。 

イースタンは7球団なので試合数はあまり変化なかったのですが、この頃のウエスタンリーグは年88試合に試合数が減りました。

 

2010年を過ぎると東西共に年100試合を消化できるようなった上、さらに地元の社会人チームや独立リーグとも交流戦を開催しています。素晴らしい取り組みです。

昨日報じられた「2軍戦参加チームを公募する」という話はこの流れに沿ったもの。

NPBからの「プロ野球の2軍チームと試合をしたいチームはありますか?」という問いかけなのです。

 

経営はできない

東京の投資会社が静岡市でイースタンリーグに参加したいと言ってるらしい。

静岡県も東西に広い件ですが、静岡市は静岡県の中央に位置します。西寄りの大都市は浜松ですが、浜松は愛知県に近いため中日が嫌がってるらしいのです。浜松の中日ファンを奪われるんじゃないかと。なるほどねえ。カープも岡山市に新球団ができたらイヤでしょうね。

 

静岡のチームはおそらく選手がまだ一人もいない新規球団です。これから作ろうという感じ。

彼らの狙いはイースタンリーグでプロの2軍と年間100試合を戦うこと。選手はプロへアピールできるし、球団は球団名を広く知らしめることができます。

ただしこの静岡チームに利益は出ません。静岡のスポンサーが多少は付くでしょうが2軍戦だけでは広告料など微々たるもの。選手にお給料もほとんど出せません。

だから2軍戦だけではプロ球団としての経営は成り立たないと思います。火を見るよりも明らかです。

さらに移動距離が短いと言っても年間100試合の半分はビジターです。遠征費だけでも年間億単位のコストがかかるでしょう。

 

なら誰が一体どうやってイースタンリーグやウエスタンリーグに参加するのか?

それはこうです。

ズバリ言って

スポット参戦です。

未来永劫、2軍で戦い続けることはできない。だが1年間だけ、あるいは1ヶ月だけなら参戦できる。

日本全国にある独立リーグなら、すでに選手も設備も揃っています。自分とこのリーグ戦もあるので1年間まるまるイースタンリーグに参加はできませんが、例えばルートインBCリーグには現在8チームが所属していますが、8チームが1年間交替で13試合ずつプロと試合すれば良いのです。今もやってるプロアマ交流戦の延長ですよ。

ウエスタンには四国アイランドリーグもあります。巨人やホークスの3軍としょっちゅう試合をしているようです。

四国アイランドリーグでさえ単独チームではプロの2軍に歯が立たないようなので、熊本のサラマンダーズとか福岡のフェニックスはもっと弱いでしょう。そういう時はオールスターのような連合チームを結成してはどうか?

 

やる前から「無理だ。できない」と言うのは誰でもできる。

「どうやったら実現できるか?」を考え続けるヤツが人生の勝利者となる。

 

何でもトライすれば良い

失敗しても何でもトライしてみれば良いんですよ。

野球界のすそ野拡大のためですよ。独立リーグや社会人野球はもちろん、トクサンTVとか株式会社斎藤佑樹も絶対この話に飛び付いてきますよ。

アマチュア野球を支え続けた人たちの夢ですよ。プロ野球との交流は。

関西には大家ベースボールクラブや野茂ベースボールクラブだってある。

大学生にも参加資格があると思います。彼らだって一年中リーグ戦があるわけじゃないし。

例えば六大学って春季と秋季ですよね。夏はプロと試合できないのかな?

 

いくら2軍でもプロはプロ。アマチュアとは相当な力の差があるでしょう。

そこは何とか埋めたいですね。こういう時、草野球ならピッチャーとキャッチャーだけプロ選手をアマチュアチームに貸すんですけどね。そうするとまあまあ試合になると思います。笑

 

新しいことは何でもトライすれば良い。

オーナー会議は「新規チームは既存12球団と同じ都道府県に本拠地を置いちゃダメ」とか言ってるけど、そんなこと言ってたら上手く行くものも行かなくなると思います。

トヨタ自動車とかJFEとか三菱重工とか、こういうところが参加しやすい環境にしてあげた方がいいと思います。

おしまい
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ありがとうございました。

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