大谷翔平はなぜカットボールを投げないのか?

今日も大谷君はナイスピッチング。
6回1/3を被安打3、失点1。最速160kmに奪三振11個!
・・・なんですが、もう驚きはありませんね。
ケガをせずに1年間働いてほしい、ただそれだけ。

しかしこの大谷君、移籍後もなぜかカットボールやツーシームの「動くボール」を一切投げませんね。
黒田博樹はNPB時代最速157kmのストレートと150km台の高速シュートを武器にしていましたが、メジャーでは150kmのツーシームや140kmの落ちるシュート(アメリカではシンカーと呼ぶ)を投げて成功しました。カットボールも自由自在。フロントドアにバックドア。
一方、野茂英雄はアメリカでもあまりスタイルを変えませんでしたね。ほぼストレートとフォークのみ。
マエケンもNPB時代とあまり変わっていない印象。マエケンはNPB時代から左打者にツーシームを多投していました。カットは稀。
マー君はやはりMLB移籍以降ツーシームを多投するようになりました。もしかして黒田直伝?

とにかく大谷君は動くボールを投げません。
考えられる理由は
「動くボールなどなくても抑えているから」
「4シームの威力が落ちるから」
の2点。

現在メジャーリーグでも「綺麗な回転の4シーム」が見直されてきており、クレイトン=カーショウの「カーブとストレート中心の組み立て」もここに来てまた注目度がアップしています。

■大谷翔平の2018年の全投球成績
1試合目 6回 92球 被安打3 失点3 三振6
2試合目 7回 91球 被安打1 失点0 三振12
3試合目 2回 66球 被安打4 失点3 三振1
4試合目 5回1/3 98球 被安打6 失点4 三振7
5試合目 6回0/3 98球 被安打6 失点2 三振6
6試合目 6回1/3 102球 被安打3 失点1 三振11

1イニング平均の投球数は16.8球です。32回1/3で。
ちょっと多いかな?

参考までに他の日本人投手の1イニング平均投球数。
・岩隈久志 14.6球(883回)←MLB7年目
・田中将大 15.0球(714回)←5年目
・上原浩治 15.1球(480回)←9年間通算
・黒田大樹 15.5球(1319回)←7年間通算
・ダルビッ 16.4球(862回)←7年目
・前田健太 16.6球(346回)←3年目
ちなみにクレイトン=カーショウは15.2球(1979回)、野茂英雄は16.1球(1976回)です。

NPBでは1イニング15球が合格点ではないでしょうか。
MLBはもうちょっと少ないイメージで14球くらいですかね?
MLBでは「動くボールでどんどんストライクゾーン勝負」が文化として定着していますが、カーショウや野茂は三振を取るタイプなので多くなるのは仕方ないところ。

ここから先はオチの無い話です。適当に聞き流してください。
田中マー君。
MLBに行ってから「カット少々、ツーシーム多投」な印象。
スプリットの落とし方もNPB時代の「空振りを狙う球」ばかりから、MLBでは「ゴロを打たせる小さいフォーク」も大幅に増えた印象。
「綺麗な回転の4シーム」もMLBでNPB時代と同様のペースで投げています。

マエケン。
「カットは皆無、ツーシーム多投」はNPB時代から変わらずな印象。
右打者にはスライダー、左打者にはチェンジアップを決め球に使うのも変わっていません。
スライダーは相変わらず自由自在に曲がり幅や曲がる場所を変えられます。
チェンジアップはNPB時代より曲がり幅が大きくなったイメージ。空振りが取れるようになった反面、見られることも増え、球数が増えている原因の一つもしれません。
「綺麗な4シーム」はちょっと数が減った印象です。昨年終盤のリリーフ起用時にはこれがウイニングショットになってたんですが、やはりパワフルなMLBでは使いづらいのか?
今年は36回を投げて46奪三振。奪三振が異常に多いです。
これは決して圧倒しているわけでなく「三振でしかアウトが取れない」感じ。
黒田のようにゴロを打たせることができればもう少し楽な投球ができるのでは?

ダルビッシュ
トミージョン以降、良かったり悪かったり。
この人は何を考えてるのかよくわかりません。←いい意味で
MLBでも「ピッチャー革命」を起こそうとしているのか・・・打たせて取るピッチングに全く興味がないように感じられます。←褒めてます

野茂英雄
動くボール一切なし。球種も4シームとフォークのみ。
男らしいが球数はかさみます。

上原浩治
リリーフなんで参考になるかわかりませんが、彼も「動くボールは皆無」という印象。
4シームとフォークのみですが、フォークは無限に落ち方を変えられます。

岩隈久志
この人もストレートと小さなフォークのイメージですが、上原と違ってシュートもスライダーもよく投げます。日本人では1番球数が少ない。動くボールを投げる、というイメージはあまりない。シュートは昔ながらの日本人のシュートです。

以上。考察終わり。

話を大谷に戻しますけど、私はメジャーで活躍する条件として
<1>球数を減らさないといけない
<2>そのために四球を減らしたい
<3>動くボールも習得必要
と思っていましたが、案外そうでもないですね。
決して動くボールが「必要最低条件」ではなさそうです。無くてもなんとかなる。

特に日本人は4シームに対する憧れや畏敬の念があります。笑
私はいずれ大谷君に本塁打王と最多勝の二冠を獲ってもらいたい!と思っているので、動くボールの習得は必要かなと思っていましたが、まだその必要はなさそうですね。

巨人の菅野はキャンプで練習したシンカーを投げるのをやめました。
今村猛もシュートを練習してちょっとダメな時期がありました。
なんでも球種を増やせばいいわけではありません。

マエケンもなあ・・・ツーシームをやめてみたらどうかなあ・・・
マエケンがツーシームを覚えてから、ちょっとピッチングがおっさん臭くなった気がするんですよね。
カーブとストレートで追い込んでスライダーで三振!だったころは小気味よかったんですが・・・
まあここは「老獪さ」と言っておきましょう。笑

あと大谷翔平はここまで意外にフォアボールが少ないのも好調の要因。
岩隈、田中、上原、マエケンはNPBでも指折りの「四球を出さない投手」たち。
ダルと野茂はちょこちょこ出すが、球数は許容の範囲内。
大谷君も球種を増やすことより、持ってるボールをしっかりコントロールする方が先決なようです。

結局NPBで活躍する投手と、MLBで活躍する投手には大きな違いはない!・・・ということいいのかな?
まだよくわかりません!!

おしまい
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ありがとうございました。

-雑感

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