新井貴浩現役引退。君は確かにミスター赤ヘルだった

新井貴浩がマツダスタジアムで記者会見を開き「今季限りでの引退」を正式に発表しました。
プロ生活20年。2200本安打に319本塁打。243併殺打(歴代6位)。
お疲れ様でした。そしてありがとうございました。

ルーキー時代から楽しませていただきました。
同期入団・東出輝裕との心温まるエラー合戦。
みんなは怒ってたけど私は応援してましたよ。
若いんだからミスぐらい許してやれ。その代わり打て、走れと。
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阪神に移籍した時は怒りに震えました。
「こんな恩知らずなヤツには絶対優勝させねえ!」と固く決心しました。
事実、阪神での7年間でリーグ優勝は果たせませんでした。
2014年オフ、年俸2億円→8,000万円のダウン提示を断り阪神を退団。自由契約。
阪神球団も和田監督も「1塁はゴメス、新井は代打」と期待していました。
皮肉じゃありません。30歳のゴメスと38歳の新井。FA加入の38歳新井に対して、阪神は最大限の高評価をしてくれたと思いますよ。

しかし新井は退団を決意。
理由は「競争したいから」
「いや、阪神で競争しろよ!ゴメスに勝てよ!」と私は思ってました。
カープを出てった時と変わってないやん!

この頃の私はもうすっかり「新井貴浩は敵」という認識でした。
カープ復帰など望むはずありません。
「来んな来んな」
「どこも拾うな、ほっておけ」
と思っていました。これが私の当時の本心です。

んで2015年に広島復帰。年俸2,000万円。背番号28。
カープファンのブログは「わりかし歓迎ムード」でしたが、当時の私は猛反発してました。
「2000本安打など絶対にさせん!」
「まずは代打で結果を出せ!」
とか言ってました。

しかしこの新井が開幕直後から大活躍。
黒田と新井の帰還は広島にフィーバーを巻き起こしました。
しかしカープはこの年も交流戦で失速。ずっとBクラス。
シーズン終盤にジョンソンと鈴木誠也の活躍で3位に肉薄。
10/7の最終戦、勝てば3位でCS。負ければ4位。
先発マエケン。相手は中日・山本昌(50歳)の引退試合。
マエケン7回無失点。これがカープで最後のピッチング。試合は0-0。
8回から2番手大瀬良、痛恨!3失点。0-3で敗戦。

5番鈴木誠也(21歳)は3タコ、6番堂林翔太(24歳)も2タコでした。
試合終了後、緒方監督がファンにシーズン終了のあいさつをしなかったことがちょっと問題視されました。
翌日10/8は東出輝裕、引退発表。

10/9に栗原健太、退団発表。
11/22にロサリオ、退団発表。
12/9に前田健太がポスティング申請。
12/16に新井貴浩の背番号25発表。

翌2016年は開幕からカープ独走。
4/26に新井2000本安打
6/18に誠也2試合連続サヨナラHR
7/25に黒田200勝
9/10に東京ドームで25年ぶりのリーグ優勝。
「優勝したい」と移籍してから9年後でした。
10/1に栗原健太、引退発表
10/8に黒田博樹、引退発表
11/28に新井貴浩、セリーグMVP獲得

2016年はそれまでのキクマルがタナキクマルへと進化。
2017年も開幕からぶっちぎり2連覇。
2018年も開幕からぶっちぎり3連覇。
んで9/5に新井貴浩、引退発表・・・

私は正直ずーーーっと新井を応援してきたわけではありません。
しかし2015年に「背番号28の新井」が見せた泥臭いプレーは久しぶりに見る新井の姿でした。
阪神時代もなんか毎日ドタドタやってたようですが、あまり記憶にありません。
しかし8年ぶりに見る新井のドタドタプレーに私もだんだん引き込まれていきました。
そして時折飛び出す勝負所での頼もしい一撃。
6月か7月頃にはもうカープの四番として首位ヤクルトを追いかけるチームの中心に新井がいました。
この頃でしょう。
菊池や丸が「このおっさんなかなか凄いで」と感じるようになったのは。
そして私が徐々に「新井はカープに必要だ」と思うようになったのも。
いつしか「新井貴浩は2代目のミスター赤ヘルだ!」と思うようになりました。
新井の319発の中でどれが一番いいホームランだったろう・・・
マイベストは2015年5月9日のカープ復帰第1号かな。能見から甲子園のバックスクリーンへの特大弾。
8年ぶりに見るカープ新井のバット投げでした。

20年間楽しませてくれてありがとう。
ルーキーの時はこんな選手になるなんて思ってもいなかったよ。
いや、やっぱ思ってたかな。
少なくともシーズン30発は毎年打てると思ってました。
しかし期待を裏切ること6年。
7年目に突如ブレイク。43発でホームラン王。
バット投げが派手になってきたのもこの頃でした。
8年目9年目は栗原とコンビを組んで2年連続100打点。
阪神に移籍後は要らんところで固め打ちをして栗原の打点王を阻止したこともありました。

カープ復帰はドラマでしたね。
私も最初は「どのツラ下げて!」の思いでした。
このブログを始めたきっかけは「栗原が退団した翌年にカープが優勝。新井がMVP。オフに栗原引退」をどうしても書きたかったから。
新井と黒田の抜けたカープをシーボルやアレックスと共にほとんど一人で支え続けた栗原健太が優勝の輪の中にいなかったことが私にはどうしても耐えられませんでした。

新井のことを憎んでました。7年間ずっと。
それをあなたは泥臭い全力疾走とハッスルプレーで私をあなたの大ファンに変えました。
私だけではないと思います。
当時「黒田は頑張れ、新井は憎し」だったカープファンは多いはずです。
それを見事な全力プレーと勝負強い打撃でひっくり返した新井。

あなたと黒田がいなければカープの2連覇、3連覇はなかったでしょう。
実は新井と黒田は若手だけじゃなく、堅物だった緒方監督をも成長させたと思っているくらいです。
緒方監督までが「新井さん」と呼ぶようなチームの柔らかいムードは威圧感あふれる緒方監督と黒田だけでは醸し出せなかったと思います。
そこに新井というゆるキャラがキクマルと化学反応して、誠也や野間がのびのびとアホなこと全力プレーできている要因ではないでしょうか。

新井の将来は今は考えません。
監督もあるでしょう。解説者も面白そう。
私と一緒にカープの妄想やりませんか?

まあまだあと2ヶ月は現役新井。代打の切り札。
日本シリーズで優勝サヨナラヒットとか・・・それこそ漫画ですな。

まだシーズンは終わってない!!!

おしまい
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ありがとうございました。

-赤辞苑

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