四番打者論

野村祐輔が8回無失点のナイスピッチングをした日に私は「四番打者」について書きます。

スポーツは人間のやること。プロ野球がテレビゲームなら監督は誰も苦労しません。「3割30発100打点」にもいろんな意味と違いがあるのです。


 

鈴木誠也

またフライデーされた誠也。笑

大瀬良や堂林の時は何もなかったのに。

無警戒すぎるぜ。野球に集中しているからこそなのかな。←本題はそこじゃない。

 

ペナントレース100試合を消化して現在打率1位、打点6位、本塁打7位。OPSは開幕からずーーっと1位。

うーん・・・持ってる力を考えると物足りないですね。

しかし個人成績が伸びないことが逆に誠也の凄みなのかもしれません。後述。

 

村上宗隆

たいしたもんですよ。高卒2年目で本塁打5位、打点2位。

でも実際の試合で抑えられないかと言ったらそうでもない。

三振数がダントツ1位で打率が31位だからじゃありません。

村上君はいつでもどこでも真ん中をフルスイングするだけだから全く怖くないと言っているのです。

決定的に打撃技術が低いのです。まだ20歳。当然です。これからこれから。

 

大山悠輔

才能面で言えば私はセリーグで誠也・筒香に次ぐ四番打者は大山だと思っています。

しかし見極める力も甘い球を仕留める力もまだまだ。打率27位、本塁打15位、打点12位。

出塁率はS村上以下。四球が少ないんですよね。

大卒3年目。鈴木誠也とタメ。今年で25歳。

まあもうちょっと育成ですかね。

 

岡本和真

S村上の次に若い高卒5年目の23歳。

打率28位、本塁打9位、打点10位。

S村上よりはキャリアも技術も上ですが、それでもまだまだ未熟なビッグベイビー。

カープの新井貴浩は大卒5年目(26歳)のシーズンにチームの四番打者に抜擢されて一度潰れかけました

今の岡本君を見ているとこの時の恐怖が蘇るんですよ。

弱かったカープでさえ「四番の重圧が凄かった」と新井は後に語っています。松井秀喜が四番に座ったのもプロ8年目。松井は3番で200本以上のホームランを打っていました。

当時の巨人には清原・落合がいました。今の巨人にも坂本・丸がいます。今の234番は実質的な345番。岡本和真はあまり四番の重圧を感じないほうが良いでしょう。ノビノビ振ればいいと思います。

 

筒香嘉智とビシエド

ついでに書いとこう。筒香とビシエド。

はっきり言って二人は「穴のない打者」です。もう完成してます。

ビシエドの「外角低め変化球打ち」はたぶんセリーグで一番うまい。G坂本も相当うまいがそれでもビシエドが上。んでビシエドはたまに内角高めもホームランするからピッチャーは苦しい。ビシエドはチャンスで打てる四番打者。現在打率5位で打点5位、

 

筒香もチーム事情で2番を打ってますが、本来は四番打者。今年は長打が少なく打率も18位。本塁打9位で打点13位。

しかし筒香は自分が打たないまでも、その存在感でソトとロペスを打たせています。現在のソトは本塁打1位、打点1位。半分は筒香が打たせてるようなものでしょう。ベイはなんだかんだ言っても筒香のチームですよ。

 

四番打者の仕事

四番打者の仕事はチームを勝利に導くこと。これが目的。

そのための手段はこうです。

<1>相手投手の決め球を打つ
<2>ボール球を振らない
<3>相手チームを威圧する

四番の仕事は難しい。若い子に簡単にはできません。

<1>と<2>が絶対条件。できれば<3>もほしい能力。例えば圧倒的な飛距離と打球速度。ボール球をもひっぱたける破壊力とか。

 

T大山はたまに<1>ができるから私の評価が高い。

G岡本は<2>を頑張っているがまだまだ足りない。<1>は一度も見たことない。

S村上はどれもダメ。若者なので当然。7番打者でど真ん中を振り回す時期。

DビシエドとB筒香は<1>も<2>もハイレベル。<3>は筒香がちょっと上かな。<1>はやっぱビシエドの方が怖い。

 

四番打者が相手投手の決め球を打つと味方打線を楽にします。

四番打者がボール球を振ると相手は楽なのです。当たり前ですよね。

鈴木誠也はものすごく打ちたい気持ちを我慢してくれてます。チームのために。

本当はホームランを打ちたい。ピッチャーも内角攻めで誠也の打撃を崩しに来た時期もありました。でも我慢しています。7月以後は打点が減って打率がアップ。打率アップは本意ではありません。ホントは誠也は自分で決めたいのを我慢しているのです。

G岡本も我慢しようと頑張ってますが、我慢すれば反対に岡本の持ち味を消すんじゃないかと心配です。

 

野球の格言「あと一本が出ない」理由

最後。敗戦の将が語る「あとが一本が出ない」発言について。

相手よりたくさんヒットを打ったり四球をもらって接戦を落とすと非常に悔しいですよね。

勝負の分かれ目でこちらは得点がほしい、相手チームは与えたくない。

ここで打つか抑えるかが野球の醍醐味で「あと一本」の話は永遠のテーマ。

 

タイムリーヒットの話に限定すれば、やはり打者がボール球を振らないことが最重要。

ツーストライク後だけでなく、勝負所ではノーストライクでもワンストライクでもボールを振らないこと。相手投手を楽にしますからね。

カウント1-2とカウント2-1は全く正反対のシチュエーション。この1球はとても大きいのです。

私も開幕直後に誠也はノースリーから打っていいと言いましたが、今の誠也はそれを封印しています。

 

「あと一本が出ない話」は非常に長くなるのでまた今度にしましょうか。

打線は「点でなく線であるべき」論です。

おしまい。

おしまい
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ありがとうございました。

-赤辞苑

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